有田みかんの 床矯正 歯列矯正日記 有田みかんの歯列矯正日記

はじめに

30歳半ばにして念願の歯列矯正をはじめることにしました。
ホームページで色々検索していくうちにたくさんの「歯列矯正日記」を見つけました。

写真やイラストで歯がきれいになっていく様子や、矯正中のご苦労などとても参考になりました。

私も、自分自身の矯正中の記録と励みに、また、歯科矯正にに興味のある方の参考になればと、ホームページを開設しました。

矯正終了まで数年間、たのしんで更新していく予定です。

なお、この日記の内容はあくまでも有田みかん個人の体験に基づいた物です。

治療内容、費用、期間などは患者さん、歯科医院によって異なると思われます。
治療を受けられる方は、専門医にご相談の上、ご自分の意志、判断でお願いいたします。

きっかけ

子供の頃から虫歯になりやすく、歯では苦労していました。
中学生ですでに前歯に虫歯が出来てしまい、クラウンをつけました。
歯並びも悪かったと思う(意識してませんでした)んですが、まだまだ八重歯というのはかわいらしい、チャームポイントの一つ、という時代でした。

高校を卒業して、アメリカでしばらく生活をしていましたが、そのときアメリカでは歯並びが悪い=かっちょわるいということを知りました。
そして、矯正は子供はもちろん、大人でもやっているのも知りました。
ですが、矯正にかかる期間、費用を考えると、帰国までには出来そうもなく、「日本やったらだれも気にせーへんわ」と、あきらめました。
もちろん、日本ではもっと高額のため、無理です。

が、やはり、その後も、時々アメリカに行くたびに大きく口を開けることに抵抗があり、「歯並びをなおしたいな~」と思っていました。

数年前、たまたま歯列矯正専門医に治療を受ける機会があり、矯正について相談しました。
一番気になる左の八重歯を矯正するのにはその隣奥の歯を一本抜いて、部分的に装置をつけて、期間は約半年で、30万円です。と言われました。
正中線が左に寄っているのに、こちらの歯をを抜くとますますずれがひどくなる様な気がしたのと、直感的にその歯科医の治療は受けたくない。と思い、踏みとどまりました。


大人の顔に「八重歯」は似合わなくなってきました。
加えてでこぼこのある歯はだんだん磨きにくくなってきます。とほほほ・・・。

活字中毒で毎日のように通っている図書館で昨年、「抜かない歯医者さんの矯正の話」(鈴木設矢著)という本を見つけました。

患者さんのQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を大切にした考え方の様です。

私は、クラニオセイクラル・バランシング(R)(頭蓋仙骨療法)というボディーワークを学んでいます。
頭蓋骨は動きます。その一部(顔面頭蓋)である上顎骨、下顎骨ももちろん動くのは充分理解できます。
口の中のワークもしますが、歯列矯正は、装置を年単位で装着し続けることでデリケートな口の中ににストレスを与えてしまう。と、学びました。健康な歯を抜くことはもちろん避けたいことです。
ある程度なら自分自身で、矯正中の上顎、下顎骨へのストレスを和らげることも出来ます。

身体に与えるダメージを出来るだけ少なく矯正する。という「床矯正」という方法に共感できました。
この本の通りなら、矯正治療が受けにくかった3つのリスク

・治療にかかる費用が高額
・健康な歯を通常4本抜歯する(親不知があれば8本です。)
・痛みがある。

が、少なくてすみます。

とても心が動かされましたが、本に記載されている歯科医院が遠方のため、悩んでいました。

そして、2002年6月、前歯が一本、痛くなりました。
かかりつけの歯科医の診察を受けましたが、特に虫歯にはなっていないようで、原因はかみ合わせが深く、下の前歯で、上の歯を強く押しているのではないか?
と言われました。

とりあえず、その場では下の歯を少しだけ削って様子を見て、夜寝るときにナイトガードというマウスピースをつけますか?と言われました。
無意識にものすごく強い力がかかっていて、ある日突然根本からばきっ!と折れるかもしれません。と、恐ろしいことを言われました。
「ものすごい腫れますよ」とも・・・・。(こわい!こわいっす。その1)

歯列矯正はどうですか?と聞きましたが、大人の矯正はその歯の痛みが全部の歯に起こります。
「痛いですよ~」とも・・・・。(こわい、こわいっす。その2)

その歯医者さんはとても信頼できる方ですが、矯正反対派(そんなのあるのか?)の様です。

歯の模型をいただき、ナイトガードを作ってつけてみるか、ゆっくり検討してください。と言われました。

そやけど、その方法では根本的には解決でけへんことで下手したら一生つけて寝ないとあかんってことかも?容姿に加えて、機能にも問題が出てきました。

やっぱり矯正したい!これはいいチャンスかもしれへん。と思ったのです。