モデリングシートを使って床矯正の装置
歯鈴木先生に送っていただいたモデリングシートを使って床矯正治療の流れを作ってみました。
マグネットシートに歯のモデルを貼りつけてあります。歯は自由に動かせます。
色々なデータも載っています。こんなのもあります。乳歯&根っこつき親不知です。
上顎の前突(出っ歯)の場合(1)
ブルーの部分が理想的な歯列です。それに比べて顎が未発達で狭く、前歯が飛び出してしまいました。
親不知はきれいに生えているのでこのままにします。
奥歯(大臼歯)の位置は問題ないので扇形(ファンタイプ)の装置で前の部分を拡大します。
正中から扇形に拡大します。前歯1.2番が入るスペースが出来ました。
装置の唇側線やサンドウイッチタイプの装置、もしくはワイヤーで整えます。
上顎の前突(出っ歯)の場合(2)
臼歯の位置も狭く全体が細く長い歯列です。平行拡大装置で顎全体を平行に拡大します。
平行に拡大します。前歯1.2番が入るスペースが出来ます。
装置の唇側線やサンドウイッチタイプの装置、もしくはワイヤーで整えます。
叢生(八重歯)の場合(親不知横向き)
3番が八重歯になっています。親不知が横に向いて生えてしまっています。
抜歯の矯正の場合
横向きの親不知と4番を抜歯して2.3番が並ぶスペースを作ってきれいにワイヤーでならべます。
床矯正の場合
横向きの親不知は抜歯しして、(真っ直ぐ生えている場合は抜歯しない場合もあります)
臼歯を後方移動します。
スペースが出来たらワイヤーできれいに並べます。
全部歯が抜けてしまいました。(号泣)総入れ歯しかありません。8020は夢のまた夢・・・。