有田みかんの 床矯正 歯列矯正日記

2002・8月 その3

2002.8.16 装置をつけて5日目です。

装置をつけた当日

まず、しゃべりにくかったです。左の犬歯の下に装置の床があってそこに下の歯が当たるためきちんとかめない。奥歯がかみあわさらないんです。
今まで収まっていた場所に歯が収まらない。そのため、歯が落ち着かない!
これは顎関節が疲れました。

下の顎はぶら下がっているんだなと実感しました。顎がだるい~
何かをしていると気にならないんですが、ふとしたとき装置が気持ち悪くて
上顎でばきっ!っと装置をへし折りたい気持ちになりました。
大人だし、7万円だし、そんな力なんてないんでもちろんそんなことはしませんけどね。

食事は全く問題なく出来ました。クリニックの帰り久しぶりにラーメンを食べました。
お店に入る前にこそこそっと装置をはずすのが「ショウキョウサー」の使命です。(意味不明)

夜には鏡を見ずに簡単に取り外し出来るようになりました。

今、上顎に装置をつけていますが、一時的にとはいえやはりストレスが頭蓋骨や口などの筋肉全体にかかっていると思い、お風呂で熱い濡れタオルを作り、それをほほから口の周り全体にかぶせ暖めました。

「んふ~っ」と声が出るくらい気持ちよかったです。

その後、暖めたほほ、口の周り、顎関節のあたり、頭のマッサージもしました。
特に側頭骨(耳の上の部分の骨)は下顎骨の上方にあってこっちにまで影響がありそうです。

これは自分でやっても気持ちいいですが、頭の方向からパートナーにネコの手のように手を握って優しくマッサージしてもらうと、もっと気持ちがいいです。
(パートナーにもやってあげるともっといいです)

特にちびっ子の場合、お母さんがマッサージしてあげると矯正にお母さんのマッサージっていう思い出が出来て素敵かも?と思います。

たとえばこんな風に・・・・



翌日、朝歯を磨くのにフロスを入れると、臼歯のあたりは何の抵抗もなく入る!試しに歯間ブラシを入れるとすかすか!!
装置の金具の部分で歯に隙間が出来たのかも?ちょっと嬉しいです。

父ちゃんとお話

みかん「装置にだいぶなれたみたいやろ?」

父ちゃん「うん、だいぶなれたわ、そのしゃべり方聞くのん・・・・」

がちょ~ん!

私が装置になれたのではなく、父ちゃんがタラちゃんしゃべりを聞き慣れただけのようです。

夜は固い物ということでごぼうを食べました。咬むたびに
歯が浮くような、歯茎が筋肉痛のような、ちょっと変な感じです。

これが鈴木先生のおっしゃる(以下、鈴木先生の許可を得て引用します)

「装着1ケ月後に拡大したときの感じが変わります。
初期の時には歯が骨の内に沈まないように、歯槽硬板とよばれる硬い骨に被われています。
この骨が吸収するまで、1ケ月かかります。
その後は海綿骨と呼ばれる柔らかい骨になりますから、楽な治療になります。

また、顎が拡がると歯は咬む筋肉と舌の力で自分や歯科医師の考えるところとは違った動きをします。

装置は食事の時には外します。その時に歯が動く感じがするはずです。でも食事は普通にできます。」

なのか、装置による疲れなのかはわかりません。でも10分もすると気にならなくなってきました。(この歯の感じはその後も続いています)

3日目、5日目とネジを巻きました。
ネジを巻いた直後は臼歯のあたりにぐ~っと押されている感じがしますが、数時間もすれば気にならなくなります。

まだ、装置に慣れなくてうまくしゃべれませんが、痛みがない、食事の時、装置に疲れたとき、歯を磨くときなどに装置がはずせるのは、本当に助かります。

また、装置をつけて動きが制限されることで無意識にやっていた上顎の動きに気づきました。


2002.8.22 装置がついて10日目です。

装置が付いて1週間は、特に問題なく過ごしていました。
1Lの紙パックのジュ-スを注ぎ口から直に飲むのにも慣れました。
(飲むときに上顎が動くらしく、装置で制限があるらしくうまく出来ませんでした)
口紅をぬった後、上下の唇をこすり合わせるのもうまく出来るようになりました。
装置をへし折りたい気持ちは全くなくなりました。悟りでしょうか?(違います)

ただ、装置の汚れ、においが気になり出しました。
毎食前に装置をはずします。家にいるときは水ですすいでケースに入れます。歯ブラシで軽くこするときもあります。
すすがないで入れると、ケースから出して、「くんくん」するとげっ!とするにおいになります。

プラスティックの床の部分、亀裂の部分、ねじの部分、金具の部分(つまり全部ですね)に白いもやーっとした物が付きます。やっぱり歯垢でしょうか?



その白い汚れは歯ブラシでこすると結構簡単に取れます。
装置の説明の時に言われたようにねじの部分にやはり汚れが付きやすいです。
歯ブラシの毛先をつっこんで、金属の部分が光るまでこすります。

これでどうかな?と「くんくん」するとちょっと臭いかも?もう一度よく見ると歯に引っかける金具の曲がった部分に汚れが残っていたりします。
くんくんは汚れのチェックに使えます。

朝は洗面台の液体石鹸をほんの少しつけて磨きます。
自分の歯もこういう風に取り出して洗えるといいのになーと思います。

口の中って汚いのねーって実感する毎日です。


今週はねじ巻に苦労しています。

19日の朝食後、歯磨き、装置磨きの後にねじを巻いたんですが、つけてみるとどうもしっくりこない・・・。床の部分が顎から浮いて隙間が出来ているような
そんな感じです。う~ん。
一度はずして巻き戻し、1時間ほどして巻き直し、つけると今度はしっくりくるようです。

いつもつけた直後は金具のある臼歯の部分が気になります。
しばらくすると、床の部分だけが感じられて臼歯の部分は何も感じなくなります。
1時間程度でも、装置をはずすと、ちょっと戻るのかな?と思い、ねじ巻は装置をつけて一時間以上してからにする事にしました。

21日、夜食後歯を磨き、しばらくしてからねじを巻きました。
30度ってこんなものかな?と巻いたんですが、30分ほどすると右の前歯が痛くなってきました。じんじん~じじじ~んします。

????ちょっと様子を見よう

30分経過・・・・

きゅ~ん!痛い、やっぱりこれは痛い。

ねじを巻き戻そう。

30度やな。

がちょ~ん!んま、巻き戻しすぎた!!

っどうしたら?(汗)

訳が分からなくなり(泣)結局最初まで巻き戻して一週間分90度を一度に巻きました。

もう一度つけ直すと、時間がたっても痛くありません。

いやいやまったく参りました。

これが鈴木先生のおっしゃる無理な急速拡大っていうものかもしれません。

おそらく30度よりたくさん巻いてしまい、無理な力がかかったんでしょう。
ねじを巻くのがこんなに難しいなんて・・・・。

25日に診察の予約とったので、そのときにちょっと「ねじ巻の裏技」を聞いて来ようと思います。