有田みかんの 床矯正 歯列矯正日記

2002・10月 その3

2002.10.26 予定変更です。


上顎の5番の隙間はどんどん拡がってきました。
右は、歯間ブラシが横からではなく下からも入れられる状態になってきました。うほほ~

毎日のねじ巻きですが、また30度から45度にしました。以前起こった前歯の痛みはありません。
たまたまだったのかもしれませんが、かみ合わせの変化なのか、上顎の前方への拡大のせいなのか、装置の床の前の部分を下の歯で噛むようになりました。
一度その部分を削ってもらって噛まなくなっていたんですが、また同じようになってきました。

痛くなったのはちょうどまた噛み始めたその時期に重なるので、もしかしたら前歯の痛みの原因はそれかもしれません。
それに、一度調節していただいてぴったりなっていた歯にかける金具の部分がほんの少しゆるみだしているようで、装置の床を噛むことで装置の奧の部分が不安定になったり浮くような
気がします。
次回の診察の時にT先生に相談、調整をお願いしようと思います。

・装置のにおいはやはり2.3日で気になります。
部分入れ歯用の洗浄剤を使っています。さすが効果がありますね。

・ひらべったいあめちゃん(キャンディー)をなめている夢を見ました。
どう考えても上顎にはりつく装置の床の部分を実際になめていたようです。

・お昼ご飯を食べてトイレで歯を磨いて装置を洗っていると、他の人の視線が気になります。
ある人に矯正してるの?って聞かれました。こんな事は初めてです。
娘さんが小さいときに矯正されていたそうで、今、歯がものすごくきれいでお金がかかったけど、やってよかったわー、がんばってね。と言われました。
全然気になれへんよ。やらんでいいのにー。という声が多い中ほんっと嬉しかったです。(泣)

以上、10月のショーキョーサー便り(なんだそれ?)でした。


10/26の夜、Tクリニックから電話がありました。

みかん「はい有田です。」

衛生士さん「Tクリニックです。こんばんわ有田みかんさんですか?」

みかん(お!もう装置ができたのか?)「はい、こんばんわ。」

衛生士さん「このあいだ、下の装置用の型を取って、模型を東京の鈴木先生のところに送ったんですけど、左の回転している歯がありますよね。」

みかん(そうそう、今鈴木先生のところにいってるんやな)「はい。」

衛生士さん「それを床装置を入れる前に歯にボタンを付けてゴムで引っ張った方がいいんとちがいますか?って鈴木先生にご指導を受けたのでそうさせてもらいたいんですけど・・・」

みかん(リンガルボタンってやつか?)「はー、ほんだらいつ伺えばいいでしょうか?」

というわけで、予定変更
下顎は床装置の前に左5番にリンガルボタン&ゴム(パワーチェーン?)をつける事になりそうです。

予約は10/30です。


2002.10.30 下顎用装置デビュー


前日クリニックからお電話があり、下顎用の装置が出来ました。とのこと。
結局ボタンと同時になるようです。ねじが2個付いています。金額は6万円とのこと。

鈴木先生にいただいたコメントです。(以下許可をいただいて引用します)

みかんさんの模型が届きました。T先生から上顎の同時の遠心移動をがんばっています。
とても真面目です。というメッセージがありました。
下顎の装置に移りましょう。
下顎は3つの問題があります。
1つは若干の前歯の叢生⇒側方拡大をします。
2つ目は右側の5番目の歯・第2小臼歯が内側に傾いている点⇒奥歯を後方移動します。
3つ目は左側の5番目の歯が近心に回転している点⇒これは治療のお楽しみに・・
とりあえず3つの問題点を1つの装置で解決しようと考えました。

みかんさんへの提案です。治療を早くするには物理的なもんだいです。
T先生は側方拡大か、後方移動のどちらか1つの移動を指示するとおもいますが、同時にできれは゛治療は早く終了します。遊んででみてください。

さりげなくとても真面目ですを強調してみました。

ひそひそ
不真面目の間違いじゃなきゃいいけど・・・・(汗)


↓イラストにしてみました。



若干の前歯の叢生(前歯のがたがた)
右側の5番目の歯・第2小臼歯が内側に傾いている点(水色の歯)
左側の5番目の歯が近心に回転している点(水色の歯)


↓装置とボタン&ゴムを使って問題解決をします。



1つは若干の前歯の叢生⇒側方拡大をします。真ん中の赤い矢印
2つ目は右側の5番目の歯・第2小臼歯が内側に傾いている点⇒奥歯を後方移動します。
3つ目は左側の5番目の歯が近心に回転している点⇒これは治療のお楽しみに・・
(これがボタン&ゴムです。赤い点の部分)

↓拡大後は出来たスペースにブラケット&ワイヤーで歯を並べます。
動きはこんな感じです。




側方と後方の二つの動きが一度に出来るとは思っていませんでした。
さて、どうなるか、いざTクリニックへ!

♪さー行くんだあショーキョーサーきれいな歯並びに向かってー
GOGO!ショーキョーサー30すぎても遅くはないぞー♪じゃーん


■2002.10.30 下顎用装置デビュー


当日、診察室に入ると真ん中のイスに座ります。
早速T先生が装置を持ってきてくださいます。






ちっちゃい!っていうか狭い!顎が狭いんで見事なVです。
ねじが2カ所付いています。そして、金具が前歯の部分に付いています。

先生に装着していただきます。

T先生「どうですか~?」

みかん「う~ん、ちょっと前がきつめですね。」

T先生「しばらく様子みてください」

数分経過

T先生「どうですか?」

みかん「はい、なじんできました。いけそうです。ただ、上の歯が金具に当たって前に押される感じです。」

T先生に調節していただきます。かちかちかちと噛むと今度は当たりません。いけそうです。
ついでに上顎の装置の前歯の部分を削っていただきました。
金具もちょっときつくしていただいてばっちぐーです。

今度は左の回転している歯にボタンを付けてゴムで引っ張ります。
そうです、私は勘違いをしていました。10.26の日記に書いたのは間違いでした。
(訂正済み)ボタンを付けるのは左の5番のことだったのでした。

衛生士さんが、金属のボタンを特殊な接着剤で付けてくださいます。
その後装置の金具にゴムを付けて、そのゴムを歯のボタンに引っかけます。

その都度装置を付けたりはずしたりしますが、歯が舌側(舌の方にむかって斜めに)
生えているので装置が入りにくいんです。入り口が狭いんです。

接着剤が乾く間、新しい装置を手にとってチェックします。
上顎で経験済みの炎症や痛み、違和感の原因は装置のエッジの立った荒削りの部分です。
これに気づいた時は正直ショックでした。
口の中の柔らかいところに当たるのにもうちょっと丁寧に仕上げて欲しい。と思いました。
下の顎は特に炎症が起きやすいと聞いているので特に気になります。
やっぱりあります。角張っているところ、ささくれっぽくなっているところもあります。
衛生士さんに、お願いしてなめらかになるまで削ってもらいました。
これで一安心です。

以下鈴木先生のコメントです。(許可をいただいて引用します。)

下顎の装置も臼歯の後方移動のスクリューが入っています。
歯科医師、有田みかんさんが奥歯を奥に送るぞと考えていますが、作用反作用があり、又、歯の根の数(大臼歯は上顎で3本、下顎で2本、小臼歯で上顎2本、下顎で1本)の関係で前歯の部分にも影響がでます。
又、上顎の骨と下顎の骨は構造が違います。
上顎は扁平骨で、いろいろな骨が縫合といって、くっいてできています。
下顎は長管骨1本で構成されています。
そして、歯肉の粘膜の厚みが違います。口は食物を粉砕する場所ですから、刺激に強くできています。つまり上顎の粘膜は厚くできています。
40゜のお風呂は気持ちいいですが45゜のお風呂は熱くて入るのが大変です。しかし、45゜Cのお湯を飲むと温いですよ。つまり、皮膚より口腔粘膜のほうが温度感覚は鈍いのです。
一方、舌で食べ物を支えるので下顎の粘膜には刺激が加わりません。
ということは神様は無駄なことをなさりませんから、上顎の粘膜は厚く、下顎は薄くできています。
話が長くなりましたが、上下の後方移動でも上顎と下顎とでは反応がことなります。

これと同じ事はT先生からも何度も言われています。
上顎と違って下顎の装置に当たる部分は柔らかいので炎症が起きやすい。
下顎は一つの骨で出来ているし、固いので上に比べると動きにくい。

ちょっと心配ですが、やるしかありません。

案ずるより生むがやすし・きよしです。

鏡でチェックすると金具が見えて矯正してます!って感じです。ゴムも付いてます。
ひぇべりにくいへふはちょっとうれひーです。
でも、いきなり右の犬歯のあたりに装置の金具の傷ができて血がにじんでます。大丈夫かな?

装置の代金とボタンの代金63.500円、健康保険の治療費140円
合計63.640円を支払って帰ります。